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「………んっ、」
おれが目を覚ました時には既に自分の身体はキレイになっていて、制服もちゃんと着ていた。
俺は、イった後すぐに意識を手放してしまったから、きっと岡田が片付けを全てやってくれたのだろう。
「!!、おかだっ………」
岡田を探す為、辺りを見回すと俺がいるベンチとは反対側のベンチに岡田が俺に背を向けて座っていた。
「あ、その、…おか「ゴメン」
岡田の声が俺の言葉を遮る。
「え、何………?」
「ゴメン、湯舟……」
「謝んないで、岡田」
「けど、」
「俺、嬉しかった…」
腰に激痛が走ったが、俺に背を向ける少し震えている小さな背中の元へ足を進める。
「岡田……、俺ね、すっごい、すっごい嬉しかったにゃ……」
小さな背中を後ろからそっと抱き締めた。
「…ゅ、ふね……?」
「そりゃあ、挿れられた時はスッゲー痛かったにゃ……、でも全然嫌な気分ならなかったし、岡田が俺のこと気ぃ使ってくれて、大事にだいじにしてくれたのもすーっごい伝わったにゃ……////」
「湯舟……」
「俺、もっともっと岡田のこと大好きになったにゃ……////
岡田は俺とえっちして俺のこと嫌いに、なったの……?」
抱きしめた俺の手にあったかい手が重なった。
「そこは、自信持って言える。ますます好きんなった」
まっすぐな目ではっきりと言ってくれて内心めちゃめちゃ喜んでる俺。
「岡田……、」
「ん、?」
「言っとくけど、岡田の好きより、俺の好きの方が何倍もデカいにゃ♪」
俺がそう言うと岡田の手がぐいっ、と学ランの引っ張り顔を近づけ俺の唇を奪う。
「んぅっ……/////、ふっ……ちゅ、……ぁっ、かだ…////」
「ん、……悪ぃな、そこは譲れねぇ……俺の方が何百倍も勝ってんぜ………」
「むぅっ!!じゃあ俺は好きより愛してるだにゃ!!!」
「…ぷっ、なんだこの会話」
「俺達の愛が深まった証拠だにゃー♪」
初めてが部室でっていうのも何だか恥ずかしい気もするけど……
場所なんて関係ない………
どんな場所であろうと
愛を確かめ合ったことには
変わりないから……。
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