皆お兄ちゃんが好きなんです

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「ん?」 どうしたんだろ、ミドリ。あんま元気ないな…。まだ眠いのかな? 「ミドリ、どうした?まだ眠いのか?」 「ねむくないです。」 「そっか、じゃぁ、早く下行ってご飯食べよっか?」 コクン 頷くだけでそれから下を向いてしまったミドリ…。 ホント、どうしたんだ?さっきまでこんなんじゃなかったよな? はっ?! もしかしてあれか?俺が抱っこしてあげる発言がそんなに嫌だったのか? ヤベ…。 泣けてきた……。 俺がショックで泣いていると。 「あおおにぃさん…あの。」 下を向いたままのミドリが何かもじもじしながら話しかけてきた。 もじもじして…。 トイレに行きたいのかな? とりあえず、ミドリにはこんなみっともなく泣いてる姿は見せられないので涙を拭う。 「どうした?ミドリ。」 「だっこ……」 「ん?」 「だっこ、して、くれないん、ですか?」 ズキューーン えっ、今ミドリ何て言った?俺の聞き間違いじゃなければ「抱っこしてくれないんですか?」って言いましたよね? しかも顔がリンゴみたいに赤くなって…もう、お兄ちゃん、胸がキュンキュンです!!    
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