生誕

3/3

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
時は流れ―――……。 2009.04.08 私立京華中学校入学式 その校舎の前に 一人の少女が立っていた。 「はぁ~。また恐怖の学校ライフが始まるのか…。」 少女は下駄箱のところで自分のクラスを確認する。 (1―2ね。まぁ…、どっちでもいいけど。) その時、後ろから声がかかった。 「おはよう、小河原さん。相変わらずキモいね。」 クスクス… 話しかけた片山朋美と その仲間が笑う。 「自分のキモさをたなにあげて、人のこというのやめて方がいいと思うよ。」 「……………」 片山は無言で去っていった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加