25人が本棚に入れています
本棚に追加
/158ページ
私たちは自分から喧嘩はしない。自分から喧嘩するなんてめんどくさいからだ。
でも、喧嘩を売られたらもちろん喧嘩をする。人数が多くても。私も美子も、喧嘩をしたら負ける事はなかった。
そうこの日も…。
高校へ行く途中、バスの中で私たちは、大きな声で喋り、馬鹿笑いをしていた。
そこに他の高校のヤンキーチックな二人の女が言い寄ってきた。
「おめーら、うるせー!!目障りだ!」
私たちは、聞き入れようともせず、無視をした。
「テメら、聞いとるんかぁ?!覚えとけよ!!」
その言葉を残し、そいつらはバスを降りた。
最初のコメントを投稿しよう!