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―もしぼくが君と出会わなかったら
ぼくたちはどんな二人だったでしょうね―
「なぁ…井上、ネタ合わせしよや」
『ん、せやな』
きっと石田は
一人でも
お笑いはやっていけたやろな
そこそこ売れとる
芸人になってて
…ぼくは、きっと
一人、いまだに夢見て
道端でギターひいてたりして…
「……井上?」
『…ん?』
「聞いてたか?」
『んぁ、悪い、聞いてなかったわ』
「アホ…新ネタなんやからちゃんと聞いてや」
『悪いって…もっかい言ってや』
「しゃーないなぁ…」
『…な、石田』
「なんやねん」
『好きや』
「どのタイミングで言ってんねん(笑)」
『言いたかったから…本間ありがとう、大好きやで?』
「ふは…知っとるわ、、俺も好きやで?」
―ああ愛しき君と出会えたこと
いつも心に永遠に大切だから―
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