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―11年前
私は当時五歳だった。
栞桜「お父ちゃん!お母ちゃん!!」
父「逃げろ!!どこか…遠くに…!!」
栞桜「ヤダ!あたし絶対三人で帰るの!!」
母「どこか行きなさい!!お母さん怒るよ!!」
栞桜「ヤダ!!怒られても良い!!」
男「イシシシ。そこのお嬢ちゃんも殺されたいんだねぇ?いーよ♪この親切な俺がまとめて殺してあげるよ♪」
父、母
「逃げなさい!!絶対に逃げウグッ。」
グサッ
一瞬の事だった。男が…両親を刺していたのだ。
栞桜「あっあんたは誰よ!!」
男「んー俺ぇ?俺は《寺田 輝暉》秋龍っていう族の一番上の総長ッて言うのだよ♪」
気持ち悪い…
五歳の私でも、そう思った。
男「ハハハッ。今すぐ楽にしてあげるからねぇ♪」
栞桜「イッイヤ!!来ないで!!」
そこでピーポーピーポーと警察の人達が来た。
両親は…即死。
男も即逮捕だった。
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