0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
愛を失う 僕は野良猫
人間の臭いを体につけた
僕の罰
優しい声に
暖かい手に
まだ見ぬ世界に憧れた
僕の罰
もうすぐ野良猫
どうやって生きようか
真っ暗な道を歩き餌を探そうか
誰かと闘って餌を奪おうか
人間の臭いが消えないのなら
薄汚い僕を磨き上げ
甘えた仕草で
媚びでもうろうか
それとも このまま
湖面の輝きを 意識のなくなる時がくるまで眺め続けようか
愛をなくした
僕ゎ野良猫
誰か 僕を拾いますか?
最初のコメントを投稿しよう!