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大サンライズ帝国の首都ローライズにあるハイカット宮殿。
そこの謁見室にレイスと烈神は呼ばれていた。
呼んだのは国王代理のシュリオノーレ。
いつものように四本刀としてではなく、一般として呼んである。
ただっ広い部屋の入り口から玉座がある壁際まで、部屋をかち割るように敷かれている金淵の赤い絨毯(じゅうたん)の上、玉座に座るシュリオノーレに向かってレイスと烈神が立っていた。
左右の壁には数多くの兵士が構えており、シュリオノーレの脇に近衛兵が2人いる。
その横で丸々太った右大臣と、強面の左大臣が鎮座している。
レイスも烈神も態度はいつものごとく。
「それで?今回、オレらはなんで呼ばれたんだ、国王代理さんよ」
「とっととすましてくれへん?はよ帰って寝たいんや」
毎度この態度なので、大臣も兵も注意しなくなってきた。
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