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やはり、やっかいごとに頭を突っ込む事はするもんじゃあないとよぉぉく、わかった。
レイスは裾を掴まれていない手でポリポリと頭を掻いて少女の方を向き直る。
「名前は?」
「ぇ‥‥ぁ‥‥」
これがまた、消え入りそうなほど小さい。
少女はどこかの給仕のような、質素な黒いロングワンピースに白いエプロンという格好をしているが、重要なカチューシャも着けていない。
髪が落ちると怒られるはずだから、このまま働いていたわけではないだろう。
服も薄汚れていて、手首も折れてしまいそうなくらいに細い。
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