3855人が本棚に入れています
本棚に追加
レイスが木製のドアを開けると、何かがドンとぶつかってきた。
シャルロットである。
シャルロットはレイスのカタイ腿にガッチリとしがみつき、顔を埋めた。
そういえば、朝から放置していたのだ。机の上には昼食の跡があり、ベッドには丸まった毛布と掛け布団。
寂しかったのだろう。レイスを追いかけてここまできたのだ。
「ああ、すまない。すまなかった」
レイスはシャルロットの頭をポンポンと撫でた後に、抱き上げてやる。首が痛いほど締め上げてきた。
すっかり重たくなったものだ。
最初のコメントを投稿しよう!