協議会

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下半身に力が入らなくなったミハエルをレイスは後ろから抱え、そのままベッドに寝かせて毛布をかける。 「今晩は痛むが、明日からはずっと楽なはずだ」 レイスは曲がったままの脊髄に魔力を叩き込んで無理やり矯正をかけた。痛くないはずはないが、放置していたらいずれ下半身不随になりかねないから我慢してもらうしかない。 ミハエルはうっすら涙を浮かべ、失神している。 「シャロン。オレはこれから用事がある。帰らんかもしれんから、9時までには自分で寝るんだぞ。それと、少ししたらミハエルの着替えを手伝ってやれ」 シャルロットは頷いた。
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