一目見たその時に恋は始まるの☆
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二人しかいない静かな図書室に響いた。俺が首を傾げていると彼が慌てて支度し始めた。 「ごめん、帰る。じゃあ…また会えたら」 すっかり支度を終えた彼は苦笑気味に俺にそういうと鞄を担いで声の方へと走って行った。 「誰かと話してたのか?」 「ああ。なあ帰りにゲーセン寄ってこうぜ」 彼の声が、した。当たり前だけど、その言葉が、その言い方が俺に対してと全く違っていて、ショックで俺はしばらく彼が去った方を見つめて居た。
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