無味無臭の僕たちの鎮魂歌

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無人の廃墟の中を、リカオンが走る。 ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ うるさい。暴走族な気分だ。なんだろう。破滅へ向かう、気持ちいい絶望。景色が鮮やかだ。 大通りに出る。 ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ 敵らしき影が見えた。あれは戦車隊かな? 俺はリカオンのスピードを最大にして、突っ込んでいった。
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