まるはっちん

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・・・・・と、その時、*田が言った。 「逃げられた?・・・逃げられる訳無いじゃん・・・・そりゃ無理だよ・・・」 「?」 「?」 「何言ってるんだよ?*田~♪」 「・・・・・だって、だって、ボクハココニイルンダモン!!!」 と、向けた顔は*田の顔ではなかった・・・・・*川の顔だった・・・・トンネルで見たのと同じ・・・・ 「ギャアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!」 階下のお姉さん、 「上が騒がしいわねぇ・・・・全くもぉ・・・・」 彼女は2階へと上がっていった・・・・・・・・・・ *田の大きな声が聞こえてきた・・・・ 歌っているようだ。 「?????」 「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」 「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」 「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」 「ちょっとぉ、うるさいわよぅ。もう少し静かになさいよ。深夜なんだから。」 と部屋の扉を上げて・・・・・ 彼女はその光景に凍りついた・・・・・部屋の中は血まみれだった・・・・ 血まみれになった*田が部屋の中で踊っていた・・・・・・ 床には首を切られて血まみれになって死んでいる*西と*合が転がっていた・・・・ *田は彼女のほうへ振り返ると、 「ジャジャンジャジャジャン!!!マルハッチ!!!」 と叫ぶや否や、 持っていた包丁で自分の首を切り裂いた。 ・・・・・飛び散る血・・・・・大量の返り血を浴びた彼女・・・・・・・ 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」 彼女は未だに「隔離施設」から戻っていない・・・・・・
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