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「ま・・・・・る・・・・はっ・・・・ちん・・・・ま・・・・る・・・・はっ・・・・ちん・・・・」
「?」
「!」
「!」
「おい、もう帰ろうぜ。気持ちわりーよ。」
と*西が言い出した。
その間も不気味で弱弱しい声は聞こえ続けていた・・・・
「俺たちの後ろから聞こえてこないか・・・・この声・・・・」と*合が言った。
「まさか・・・・・そんな・・・・」
三人はいっせいにトンネル出口へ走り出した!
が、声は小さくなるどころかどんどん大きくはっきりしたものに変わっていった・・・
「ま・・・・・る・・・・はっち・・・・ん、ちゃ・・・らん、ちゃ・・・ちゃ・・・ちゃらん・・・・」
「まるはっちん・・・・まるはっちん・・・・チャラン・・・・チャラン・・・チャチャチャ・・・・チャランチャラン・・・・チャチャチャ・・・・」
「まるはっちん~まるはっちん~・・・・・チャランチャランチャチャチャ・・・・・・チャランチャランチャチャチャ・・・・」
「まるはっち~ん、まるはっち~ん、まるはっち~ん」
「おい!俺たちの後を追いかけてくるぞ!!」
「もっと速く走るぞ!!」
彼らは更に走る速度を上げた。
「ま~るはっちん!チャラチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」
「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」
「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」
声はますます大きくなってゆく・・・・・・
「もうすぐ出口だ!!」
「よっしゃあああああ!!!」
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