ワンピィス

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真っ白なワンピィスに袖を通して(ああ、ノォスリィブなのに、可笑しいかしら?)   夜を駆ける。       辿り着く場所 願う場所   私だけが見える海       ああ、お気に入りのワンピィスなのに。   気が付いたら紅いのよ。         走れば風が舞い   止まれば肌が凍えたわ。       剥き出しの二の腕 擦りながら 確かめるの 存在を。         走って走って   そうしたら (加速は激しく)   風になれるのかしら。 (あら、精々砂塵程度よ。)           似合わない 白いワンピィスなんて。       でもきっと貴方は私に白を望むから。
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