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~中学2年の秋。~
僕は告白をされた。
「森~。」
男の声に、呼び止められた。
「ん?」
振り返ると、友達の高木だった。
「どうしたと?」
たいした用でもないんだろうと、いつもと同じ返しかたをした。
短めの髪に、日に焼けた顔。
その顔は少し、にやけていた。
「森。ちょっと来い。」
???
「なんで?」
「よかけん!」
手を引かれたわけでもないけど、ほぼそれに近い強引さ。
(まぁ…。別にすることなかしなぁ。)
とりあえず付いていくことにした。
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