プロローグ

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遠い未来、国々は引き寄せられあい、やがてひとつとなる…。 そのため各国の領土争いにより次々と戦争がおこった。 街は焼き払われ、人々は戦い傷つけあった。 多くの血を流し、沢山の死人をだした。 生き残るために戦った。 自分を、大切な人を守るために戦った。 だが、人には限界があった。 死んでしまったら二度と機能しない。 そう考えた王は科学者に永遠の命をもつ殺人兵器…アンドロイドを造らせた。 アンドロイドの力は世界を圧倒した。 刺されても、撃たれても朽ちることなく彷徨い続けるその姿はまるで死神のようだった。 アンドロイドを殺人兵器として使用するようになってから世界はすっかり形を変えてしまった。 緑は無くなり、空は昼でも夜のように薄暗く太陽がでることなど滅多になかった。 母なる大地は灰色に染められ、地球は地獄と化した。 人々は地上での生活を諦め、安全な地下で生活をするようになっていった。 暗くじめじめとした地下でひっそりと生活するしか生きるすべはなかった。 アンドロイドに見つかればそこには死しかまっていない。 人はただじっと身を潜めているしかすべはない。
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