ある日、それは突然に。

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着いたは良いがどこで売ってるか分からないので、取り敢えず宿に荷物を置き、昼飯がてら情報収集するべく食堂に入る。 中は昼過ぎだった為か人はまばらで、俺は簡単にカウンター席につくことが出来た。 ハゲヅラのおっちゃんに料理を頼む。 「おっちゃん、取り敢えず安くて腹一杯になるの頼む。」 「あいよ。見ない顔だね~。あんちゃん旅人かい?」 「正解。干しブドウを食べに来たんだよ。ここいらにあるって話聞いたんだけど、おっちゃん何処に売ってるか知ってる?」 「アンタもかい?それなら向こう隣の店に売ってるよ。この町のはそこいらの町の干しブドウとは味が違うからね~。ソレ目当てに来る旅人が結構いるんだよね~。」 ん?そこいらの町?まるでここの近くの町でも干しブドウ作っているみたいなこと言ってるがどういうことだ?
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