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きたれ氷山!
目指すはオホーツク!
タローとジローのように置き去りにされた雄パンダのゼウスは、もといた笹の国ジパングに帰郷しようと丁度いい氷山を探していた。
「あんた…黒いな」
冷たい気候の中で生きるため体が大きい雌白熊のヘラはゼウスの黒が気になる。
できることならゼウスとの子を生みたい。
犯してでも生みたい!と日々思ってやまない。
ヘラは必要以上に頭を上下させて悩殺を試みるがゼウスはそんな事よりこの氷の下に大王イカがいるという方が恐い。
「鯨も食われるのか…」
ゼウスが口にした言葉を聞き、近くにいたペンギンの雛、ポセイドンが海面への入水を躊躇し、泳ぎの練習を明日に先送りにして求婚の舞いを
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