始まり

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それは、8月最後の土曜日、近所の神社で行われた夏祭りの後の出来事…… 夏祭りが終わった帰り道、理子は幼なじみの正之(マサユキ)の家に寄り道がてら、立ち寄ることとなった。 ピーンポーーーン 正之の家に到着し、玄関のチャイムを押すと、中から30代前半位の女性……正之の母が、少し急ぎ足で玄関に現れる。 「正之、おかえり。いらっしゃい、理子ちゃん」 「ただいまー」 「おじゃましまーすっ」 挨拶を交わした後、正之の母に招かれて、いつものように家の中へと入っていく。 そこまでは良かった 奥へと続く廊下を通り、リビングに入ると、何やら今までに感じたことのない違和感を感じる。 .
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