25人が本棚に入れています
本棚に追加
「おばさん」
「どうしたの?理子ちゃん」
「どうして、こんなにお部屋がすっきりしてるの?」
6歳の理子は、まだ、それらが一体何を意味しているのかが全く理解できず、ただ不安そうな顔で尋ねることしか出来なかった。
嫌な予感が的中しないよう祈りながら……
しかし、その後子供にとっては重すぎる…衝撃の事実を目の当たりにする。
「理子ちゃん…そのことはあまり言いたくなかったけど、もう仕方ないわね。あのね、おばちゃんも正之も、5日後この家から居なくなるのよ」
一瞬、目の前の世界が真っ暗になった。
「うそ……?…もう正くんと遊べなくなっちゃうの?」
.
最初のコメントを投稿しよう!