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体育祭も終盤に差し掛かってきた。最後の競技は全校生徒によるフォークダンスだった。クラス数が多いため、各学年で2つの輪ができた。幸いにも私は陽太と同じ輪だった。 しかし‥‥ 男子と女子の人数が合わなかったため、私のクラスから一人男子の列に行かなければいけなくなった。たまたま女子の先頭だった私は、テンションがた落ちで、しかたなく男子の列に入った。 私が肩を落としていると、近くにいた結依が、私に話しかけた。 「実織?どおした?」 私は理由を話した。 「この輪に好きな人がおるけー、女子列がよかった。」 すると、他の人も話しに入ってきた。 「誰だれ?どこにおるん?」 「そこ。」 私は男子の最後尾にいた、陽太を指さした。
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