いざ京へ

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神楽「目を開けて 結構ですよ」 神楽にそう言われ ゆっくり瑠依は 目を開けた すると――― 目の前には先ほどの 神楽の姿ではなく 銀の髪ではあるが 頭の上に 対称的にある耳があり 目の前にいるのは 容姿端麗な青年である 神楽は女の子だとずっと思っていたが 実は男だったのだ 瑠依は 驚きとあまりの綺麗さに じーっと見ていた 神楽は瑠依に 見つめられている事に気付き 顔を赤くして 俯いてしまった 白「姫さん 神楽の事見過ぎだよ?確かに 美形だけどさぁ」 白がふてくされた様に 頬を膨らませていた 瑠依「えっ? あ えーと」 瑠依は慌てて 言い訳をしようとしていた時 神楽が口を開いた 神楽「姫 お話しの続きをさせていただきますね」 神楽は 瑠依をこの世界に呼んだ理由 などを話した まず 瑠依を呼んだ理由 この京には 四聖獣を束ねるほどの力を持つ神子がいなかった事 正確に言えば その力を持つ神子が生まれなかったのだ 神子が生まれると 陰陽師が察知するのだが 全く無かったらしい 不信に思い 陰陽師が占った結果は 意外な結果であった 陰陽師「………神子は この世界には居らず 千年後に生まれる者也」と――――――――
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