いざ古井戸へ

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ある晴れた日の事――― 瑠依「行ってきまーす」 私は朝霞 瑠依 峰稻高校に通う 2年生 父「あぁ 気を付けていくんだよ」 この人は 私の父上で 朝霞神社の神主さんなの 母上は 私が7歳の時に 病気で亡くなって 今は父上と2人暮らし 時々コワいけど 普段はとっても優しいの 父上「瑠依」 急に 父上に呼び止められた 瑠依「なあに 父上」 父上「…いや 何でもないよ 急に瑠依が 遠くに行ってしまう気がして」 瑠依は 首を傾げた 瑠依「やだなぁ 私どこにも行かないよ?」 父上「…そうだね ごめんね引き止めて 遅刻するから 行きなさい」 瑠依「うん じゃあ 行ってきます」 (ふふっ 変な父上 まだ私 お嫁さんになる予定無いのに ) ――――――この時 私はまだ知らなかった 父上の言っていた事が 本当になるなんて……
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