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――――――そして 下校時間
瑠依「うん そうそう」
友達「やっぱり? だと思ったー」
瑠依はいつものように 友達と 話しながら 下校していた
友達「あっ 私今日バイトあるんだった もっと話したかったのにー 今日は ここで」
瑠依「うん バイト頑張ってね 」
友達「ありがと んじゃバイバイ 明日ね」
瑠依「また明日ー」
友達と 別れ 1人で歩き出した
瑠依「…あれ?」
家までの 通学路を 歩いていると いつも気にもとめなかった 近所の空き地の隅にある 古井戸が目に入った
瑠依「何だろう いつも気にしてなかったのに」
瑠依は 気になり 古井戸の方へ 向かっていった
すると かなり 古いらしく 蓋にしてあった木の板が 朽ちて ボロボロだ
瑠依「うわぁー ボロボロ」
瑠依が 板を触ると 同時に 声が聞こえた
?「…メ……ひ…………ひめ……」
瑠依「…えっ…?」
瑠依は慌てて 後ろに下がった
?「…姫……」
瑠依「姫?誰のこと?」
?「…姫…この井戸に…飛び込んで下さい」
周りを 見渡すが誰も居ず 瑠依しかいない
瑠依「…私っ?無理無理っ こんな井戸 飛び込めない」
?「…大丈夫です…わたくしが結界を…張ります故」
瑠依「…分かった…」
普通なら 怪しくて 逃げてしまうのだろうが
瑠依は 不思議と その声の主は信用していいと思った
理由は分からない …でも 懐かしい声だと思った
瑠依「…じゃあ 行くよ?」
そう言って瑠依は 古井戸へ飛び込んだ
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