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森の中を歩いていると 瑠依は ポケットに 何か入っていることに気づいた
瑠依(あっ ケータイ)
瑠依は慌ててケータイを開けたーーーだが
瑠依「…圏外」
瑠依はがっくりと 肩を落とすと 後ろから 声をかけられた
白「…なぁそれ何?」
瑠依「っ!」
さっきまで前を歩いていた筈の白が 後ろにいた
瑠依「…えっ 何ってケータイ…」
白「…けえたい?何だそれ」
瑠依「…」
(この人は ワザとなんだろうか? 今の時代 ケータイを知らないって どんな田舎なのここ)
瑠依は 田舎だと思うことにした こんな山奥 瑠依の住む街には 無いからだ
しばらく進むと 森を抜け 村が見えた
瑠依「…!」
瑠依が驚いたもの
ーーーそれは 村は村なのだが 現代には珍しい 茅葺き屋根の家が沢山建っていて 住民は 神楽や白と同じ様な服であるが 少し汚れていた
そして 何より 車や電車が見当たらない あるのは 牛 馬 犬 鶏 木製の手押し車など どれも原始的な 光景だった
瑠依「…歴史の教科書で見たことある」
さらに奥へ行くと
先ほどより上質な家が建っていた
横を見てみると 道が綺麗に並んでいて 前後みても真っ直ぐな道だった
神楽「…あちらです」
神楽の言うあちらを見てみると
何とも長い塀が見えてきた
瑠依「…まさか…ここって……京…?」
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