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サラクが満面の笑みで返してきた。
それから、ツキバ、ミマが帰ってきて、ヒカリの作った夕食を食べた。
“コンコン”
ソラの部屋のドアを誰かがノックした。
「はい!どうぞ…」
「失礼します…」
入って来たのは、ヒカリだった。
「あれ?ヒカリ、どうしたんだ?」
「さっき…言いかけてたこと何かなぁって、思って…」
どうやら、サラクが帰って来る前の事を言ってるらしい。
「あぁ……ヒカリ、今週の休日なんか用事あるか?」
「特には、無いけど?」「じゃあ、もし良かったら、迷惑じゃなかったら、迷惑じゃなかったら、博物館行かないか?」ソラは、少し頬が赤かった。
「良いよ!」
「本当に!?」
「本当だよ!というか…今博物館で、何やってるの?」
ヒカリは、ソラに聞いた。
「今、200年前の世界はどうだったか、って言うのをやってるんだ。」
それを聞いたヒカリは、一歩後退りをした。
「え…200年前の世界……」
ヒカリは、困惑しているようだった。
「あっ!!嫌なら、良いんだよ!行かなくても……」
ソラは、ヒカリの様子の変化に気付いて、言った。
「ううん…行く…見たいんだ、私が私が生きていた世界が、どんなものだったのかってことを…」
「分かった!でも、辛くなったら言えよ。」
「うん!ありがとう!」
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