ある日

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国際大学に通う桃雫純平(ももだじゅんぺい)大学2年 今の世の中国際派だろう そう思っているひとり しかも、日本文化なんて今どき古いよって思っている今どきの若者なのだ   だが、両親は和菓子屋を営んでいる 何十年と続く老舗の和菓子屋なのだ 父は小さい頃から息子に後を継いで欲しいと思っていた この国際大学に入れていいと承諾したのも、外国人にもっと日本文化を知って欲しいという純平の話しを父が聞き感動したからなのだ それがなければ、頑固な父が国際大学なんて許すはずもなかった でも、とうの本人は和菓子屋を継ぐつもりも無ければ日本文化なんてどうでもって感じ
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