Dear friend…‐深友‐

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『深すぎる友情は本人の意思とは違い、声で伝えなくても友に伝わってしまうコトもある・・・』 『其れは、時には共感しあったり、助け合ったり、支え合うコトのできるとても素晴らしいものだと私は想うの・・・』 『でも、私は知っている・・・』 『人には希望(光)が存在している限り、終焉(影)が付いてくる・・・』 『私は、そんな人というモノが儚く、脆くとも強く在れるトコロが素晴らしいと想うの・・・』 古より閉ざされた城門 崩れ征くは錆びた白壁 風化する私の鎖を解くは 貴方の姿・・・ 四季と共に時流るるは 人々感情を共に与え 凍てついた理性(こころ)を溶かしてくれたのは 貴方でしたね・・・ 完全を求める私は 不完全で 知りすぎた知識は 罪深く 理性(こころ)と本能(からだ)交差する 境界を裂いたのは誰か? 『誰かが幸せになるということは何処かで不幸になる人もいる・・・』 『たとえどんな関係だろうとその終焉(影)は気付いた時にはもう、呑み込まれた後で・・・』 『私はそんな人の欠けやすくも、脆く愚かなトコロが・・・私は・・・』 深い絆、より深い本心(記憶)を 手探りで入り込む愚かものは ワ レ カ ? 深き友、視えている総て 希望と絶望混ざりこみ 私から希望を奪い 絶望・混沌与えるなら 元(始め)から絶無を与え 私から消えればいい!! 夢も希望もその輪廻(時)を 廻り(めぐり) 影や絶望がその理性(心)を 鎖が締め付ける・・・ 『絆、それはひと時の美しさを魅せる月光華のような煌めき・・・』 『枯れ落ちる瞬間は、誰にも気づかれることもなく・・・』 『ただ、その一夜の中で、可憐な美しさで魅了された人は数知れず・・・』 『私は、人のそんな姿がとても美しいと想うの・・・』 希望と絶望の交差点 己の愚かさに気付かぬは ワ レ カ ? 我が深友(友)よ 桜花咲き乱れる 契り交わした樹の下で 今一度深友(友)呼べるなら ・・・ 別れを告ぐ 目覚めよ今こそ 護るべき道の上で・・・ 私なら貴方から貰った 絶望や影をも糧として 共にした四季(時)が今は 一筋の希望だから・・・ 理性(こころ)と本能(からだ) たとえ交え合えぬものだと知り彷徨う日々も時にあるだろう・・・ 縛られた鎖など総て解き放ち 過去も現在(今)も受け入れるから・・・ 今の私なら、 大切なもの見つかったから・・・
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