~私の太陽~

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「またあの子、空見てる。」 「話す相手がいないからでしょ?」 そしてクスクスと笑うムカつく声…。 (あんた達なんかと話すことなんてない…。) そう心で呟きながら、聞こえないフリをして空を眺め続ける。 早く時間が過ぎないかな…?と思いながら。 「ねぇ、ちょっと!私の声が聞こえないの?」 甲高い声に嫌気がさしながらも渋々そちらを向く…。声の主は『御園 恭葉(みその やすは)』。彼女は何かと私を毛嫌いしている…。 私は彼女が大嫌いだった。傲慢な喋り方…人を見下したような態度。甲高い声…。 「…なに?」 嫌気ながらもチラリと目線を向けて答える。恭葉はそれが気に入らなかったようで、椅子に座っていた私の肩を前から強く押した…。
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