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「そういえば、車に乗ってどれくらい経ったの?」
「ん~だいたい一時半くらいね。」
「結構経ったんだね。」
「そうね。そういえば別荘ってどんな所なの?」
今になってその質問は遅いんじゃ……
まぁ僕もいろいろ準備とかあって聞けなかったけどね。
「そうですねぇ。近くに海があります。夜になったら昨日仰ってたようなBBQが出来る砂浜もあります。」
BBQ………まさかね。
「ね、ねぇまさか縄とか持ってきてないよね……」
「ん?それじゃどうやってお前を引きずって来たと思うんだ?」
「あぁ、持ってきたんだ。」
「まぁ、安心しろ昨日言ってたBBQにはならないだろ………多分……」
多分?
確定ではなく多分?
これだから日本語は…
「まぁ使うとしたら……」
と猛が縄をしまいながら、カメラを熱心にいじってる先生を見る。
「使うかもな。」
「だね。」
着いたら火を起こさなきゃね。まぁ凛の魔法でもいいけど…
「そういえば海あるのにプールもあるの?水着持ってこなかったけど。」
確か今日の朝先生に新幹線代をとるため言ってたような気がしたけど。
「あぁ、プールの話は嘘よ。だからあたしも水着持ってこなかったのよねぇ。」
「そういえば海あるって言ってませんでしたよね。ん~…少し待ってて下さいね。」
と言い自分の携帯でどこかに電話をかける優さん。
「……はい………そうです……いくつか用意していただければ………いえ……だめです……はい、それでお願いいたします。」
「どこに電話してたの?」
「皆さんの水着を用意してもらいました。向こうに着いたら試着してもらって気に入ったもので泳いでもらえれば。」
「え、いいの!」
「はい、いくつか用意しましたので好きなものを……」
お金持ちってすげぇー
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