ダブルオーの裏

†あたたかいもの†　　　　　二人はアイルランドの冬の街を歩いていた。
ニル「う～さっみい～。あ、刹那そのマフラー暖かそうだな♪」
刹「……」
刹那はニールがじっと見ているので無言で視線をそらす。
ニル「せーつーな？聞いてるか？」
刹「……じろじろみるな」
刹那はそういい、ニールを睨んだ。
ニル「なぁ、マフラー貸して♪」
刹「嫌だ。おまえに貸したら俺が寒くなる」
ニル「じゃあ一緒に巻こうぜ☆」
刹「そんなに長くない」
そんな話をしている間に家に着いた。
ニル「じゃあまたな☆」
刹「……あぁ…」 一週間後… 二人は買い物に行く途中だった。
刹「…なぁニール…これ…」
ニル「え！？俺にくれるの？」刹「…あぁ」（顔を赤くする）
そう言ってニールに紙袋を渡す。
ニル「あけていいか？」
刹「…あぁ」
ガサガサッ
あけてみると…緑色のマフラーだった。
ニル「これって…手作り？」
刹那は俯いて「あぁ…前におまえが寒いって…言ってたから…作った」
刹那は顔を赤くしたままニールに言った。
ニル「刹那…ありがとう！すっげえうれしい☆一緒に巻こうぜ！！」
ニールは刹那に飛び付き、刹那の首と自分の首に長い緑色のマフラーを巻いた。ニル「あったけ～な、刹那♪」刹「…うん…あったかい…」
刹那はニールに向かって笑顔を見せた。
ドキッ（うわぁ～可愛い！可愛いすぎるぜ！） 【End】 さっすがツンデレ刹那！！