第八話

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「ボクがこうなったきっかけは・・・・・・多分、あの出来事のおかげかな。」 「あの出来事?」 シエトの聞き返しに頷くフリム。 「うん、まぁ、秘密なんだけどね。」 フリムは微笑みながら、しかしどこか悲しげな表情で言った。 「何があったのでしょう・・・・・・」 レベッカは、小声でレイに話しかける。 「深く・・聞かない方がいい・・・・・・」 「そうですね。」 「さっ早く行こうよ!」 レイたちより少し先に行ったところでフリムが手を拡声器のようにして話している。 「行こう・・・」 「はい。」 レイたちは、フリムのいる方へ走って行った。
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