桐一葉-秋Ⅰ-

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私が洗濯物を箪笥に入れようと立ち上がった時、部屋の戸が開き、つねさんが入ってきた。 「どうしたんですか?」 私は尋ねる。 「由果ちゃん宛の文も来てたわよ」 つねさんはにっこり笑って手渡す。 「私に?何だろう・・・」 少し不思議に思いながら、私はそれを受け取る。 「良い知らせだといいわね」 つねさんはまた笑って、部屋から出ていった。 「本当に、何なんだろう・・・」 私はそう呟いて、文を開いた。 そこに書かれていたのは、喜ばしいことではなかった。 むしろ、私達家族の平和を脅かすものだった。 .
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