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私が洗濯物を箪笥に入れようと立ち上がった時、部屋の戸が開き、つねさんが入ってきた。
「どうしたんですか?」
私は尋ねる。
「由果ちゃん宛の文も来てたわよ」
つねさんはにっこり笑って手渡す。
「私に?何だろう・・・」
少し不思議に思いながら、私はそれを受け取る。
「良い知らせだといいわね」
つねさんはまた笑って、部屋から出ていった。
「本当に、何なんだろう・・・」
私はそう呟いて、文を開いた。
そこに書かれていたのは、喜ばしいことではなかった。
むしろ、私達家族の平和を脅かすものだった。
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