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クルーの一人が思わず声を上げると、その生き物はくさむらを睨みつけ臭いを嗅ぎだした。
「いかん!ここは離れるぞ。もし見つかっても背中を見せるな。こちらは三人だ。迂闊に襲ってはこれないだろう」
艦長の指示で見つからないようにゆっくりと後ずさりしていく。当の生物はまだくさむらを警戒しているようだ。
その時、ドオォォォンという地響きとともに地面が大きく揺れだした。
状況が把握出来ぬまま三人は何か巨大な力で地面に叩きつけられ、そのままぺちゃんこに潰れてしまった。いやそれだけはない、周りの木々や動物やあのヒトのような生き物も一瞬で全てが地面の上に押しつぶされた。
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