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midnight wave
夜の波乗りは自殺行為
何処に行こうとも
何時も俺を君が見つけてくれる
midnight wave
たとえ波に浚われた時でさえ手を伸ばせば
そこには月明かりに照らされた君の笑顔があった
怖いものなど何も無い
midnight wave
君との三つの夏が過ぎて行った
そして
四つ目の夏・・・
俺は何時もの様に波乗り
華麗に乗りこなす・・・
midnight wave
ミスは許されない
俺が濡らしてしまった君の瞳ではもう俺を見つける事が出来ない
ミスをすれば暗闇の深海へと引き釣り込まれる
midnight wave全体が悪魔の様に襲い掛かって来る
手を伸ばしても何も掴めない
そして気づけば俺は砂を握り締めていた
ふと目を開けると俺の手の先からは力強い足跡が1つ・・・
君は歩き出したんだね
俺ももう一度、力強く波に乗り出そう
波乗りの頂点から見えるのは
月明かりに照らされた君の足跡
midnight wave
月明かりは明日の足跡だけを照らし続ける・・・
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