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「でもあそこからの眺めは最高よ!
階下の美しい小川と荘厳な柱を見下ろせる絶景のスポットになってるんだから。
小川が螺旋状に下へ下へ流れていくのは綺麗よ。」
ひなはソフィーが怖がるのを面白がってるのかますます乗り気である。
「噴水の水をドームの周囲の円形の池で受けてそれをいくつかの滝にして下の階の小川に落として、ゆるやかな円形の小川が各階の周囲を流れている訳だけどあそこに行くとどうしても水しぶきが…。」
ソフィーは後ずさりして声を震わせる。
「よーし!レッツ・ゴー!」
ひなのこの一言でソフィーのささやかな抵抗は虚しく敗れた。
「ひゃー!やめてぇー!」
ソフィーの叫び声が響く。
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