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懐かしい歌が通りすがる街角から流れていた
「愛も夢も希望も
ぜんぶ欲しい」
緩やかな曲線のリリックで
いつか誰かと聴いた様な
掠れた微妙な記憶の中
もしかしたら君かもしれないし
たぶんきっと違うだろう
絶妙に僕の感情の弱い部分に触れるメロディーが
忘れてはいないのに 思い出せなかった
あの頃の一分一秒を甦らせる
「愛も夢も希望も
ぜんぶ欲しい」
そうなのさ
あの頃より物事を知り冷めた僕の願いは
些細な形は違えども 昔から変わらないままだよ
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