第一章 展覧会

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敷島は笑顔を作り、労うように高城の肩を叩いた。 「高城君、君を開発部の部長や他の部署の仲間にも紹介したい。今日の展覧会に出席しているんだ。君の知恵を私の部署だけで独占してもつまらない」 高城は少し考えて見せてから、小さく頷いた。 「中野さん。もし、私に用がある人が訪ねてきたら、携帯電話に連絡してくれないかい?」
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