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チュンチュン チュンチュン
ピピピピピピ
ガチャ
龍也「…はぁー朝か…今日から俺も高校生か…」
うるさい目覚ましの音で俺は目を覚ました。そう今日から俺は高校生になる。
俺の名前は荒井龍也(あらいりゅうや)
歳は今年で16になる
好きな物はカレーと甘い物
まぁ、俺の自己紹介はこれくらいでいいだろう。これ以上聞いてもつまらないと思うし……
眠たい目を擦りながら机の上に置いてある制服に着替えて一階に降りた。
腹、減ったなぁ。今日の朝飯何だろ?
そんなことを考えながら階段を降りると……
???「あら龍くんおきたの?」
机に座っていた女性が話し掛けてきた。この優しい声で話かけてきた女性は俺の叔母さんの雫さんである。
龍也「おはようございます。雫さん今日の朝飯はなんですか?」
雫「今日はパンとスクランブルエッグよ!」
いつものたわいもない会話で今日もまた一日が始まった。
龍也「今日は洋風ですね。それじゃ、いただきます。」
俺は椅子に腰掛けて朝飯を食べ始めた。
―――――
雫「龍くん今日から高校生だね!」
朝飯を食べてると雫さんが話し掛けてきた。
龍也「そうですね」
雫「友達いっぱいできるといいね」
龍也「全く……もう小学生じゃないんですから……
それに俺はそんなに友達なんかいりませんから…
できたとしても不幸にするだけですから」
雫さんは俺が高校に入ってもまだこんな感じに接してくる。
でも本当に俺は誰も幸せになんかできない……昔も……そして未来も………
雫「…まだあのことをひきずってるの?あれはあなたが悪い訳じゃないわよ。あの人達もきっとそう今は思っているはずだわ」
昔からそういってくれている雫さん。確かに回りは俺を攻めないし許してくれるかもしれない……でも……
龍也「それでも俺は回りが俺を許しても、俺は自分を許せません……」
雫「そう…」
龍也「ごちそうさまでした」
雫「はい、お粗末さまでした」
時計を見るともう家をでる時間になっていた。
龍也「それじゃあ、雫さん、行ってきます」
雫「はい、行ってらっしゃい」
俺は玄関に置いてあった鞄を取り学校へと向かった
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