一章:出会いは突然に!

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木々の間から光りが漏れている。 今歩いているのは、誰かが造ったものではない。 自然と出来た獣道(ケモノミチ)。 そんな所を歩いているのは俺ことアギト=アルベニアだ。 もうかれこれ3時間近く歩いている。 正直うんざりだ……。 認めたくはないが………迷ったみたいだ。 困った。とても困った。 どうしようかと悩みながらもとりあえず進んでいると出口にたどり着いた。 「やっと着いた、か……」 ふうっ、と息を吐きだす。 3時間も歩いたんだから疲れるのも当然といえば当然だ。 あと少しで村に着く。 そうすれば休めると自分に言い聞かせながらまた歩きだす。 しばらく歩くと村が見えて来た。 やっと着いた…… とりあえずメシだ。 「お、あそこか」 そこにはすぐに着いた。 扉を開けると賑やかな話し声が聞こえてくる。 .
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