一章:出会いは突然に!

6/8
前へ
/8ページ
次へ
「あいつらは三ヶ月くらい前にやって来て、いきなりこの村に乗り込んで来たんだ。 そして金を出せって言って……当然そんなの断ったさ。 そしたら次々に建物を壊し始めたんだ。 村の人達も抵抗したけど、あいつらの親玉が発能者でね、みんな怪我をして……。 今じゃ二週間に一回金を取りにくる。 うちだけじゃない、他のみんなの所もそう………。 …ホント、最低のやつらさ……」 なるほどね。 「その親玉の能力って?」 「わからない……。 けどあいつの手元が光ったと思ったら、建物や村の人がコゲてて………」 そいつは“電気”だな。 まぁそこそこの力だ。 一般人じゃ勝てねぇわな。 ………ん? 「お前がいるだろ」 そう言い、俺が指を指したのはララ=シャルウィン。 .
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加