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痛みをこらえつつ勇次は眼を覚ました。
勇次「ここは……どこだ?」
泉に引きずられたところまでは覚えている。
もう自分は死んだと思っていた。
だが生きている。
一安心をした。
それにしても…。
見たことのない場所だった。
だだっ広い空間に石柱があちこちに立っていた。
それは天にまでそびえる柱だった。
勇次「………。」
天を見たとき、
勇次は絶句していた。
今は夜のはずだ。
なのに日が照っていた。
テレビで見た皆既日食のように、
黒い太陽が天から照らしていた。
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