「殲滅」

18/19
前へ
/880ページ
次へ
遥「あれっ?」   遥は先ほどとは違う違和感を感じていた。   ダムの時は最後に矢が降ってきたのに、   もう矢は再び遥のもとに落ちてくることはなかった。   それと同時に、   大音量で流れていた音楽も終わりを告げた。   すると……。   ウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ。   村の最期の時を迎えるかのように、   あの忌々しいサイレンが鳴り出した。
/880ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1665人が本棚に入れています
本棚に追加