「殲滅」
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遥「あれっ?」 遥は先ほどとは違う違和感を感じていた。 ダムの時は最後に矢が降ってきたのに、 もう矢は再び遥のもとに落ちてくることはなかった。 それと同時に、 大音量で流れていた音楽も終わりを告げた。 すると……。 ウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ。 村の最期の時を迎えるかのように、 あの忌々しいサイレンが鳴り出した。
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