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勇次「おまえは本当に…香織なのか?」
香織は笑顔になって言った。
香織「もちろんよ。勇次」
勇次「…………。」
しかし、勇次の体はまったく動かなかった。
香織「………信じてくれないの?」
勇次は信じられないわけではなかったのだ。
今まで不可解なことばかり起こっていた。
もう何が起こっても大抵のことでは驚かないが……。
死んだはずの人間が、こうして目の前に立っている。
勇次はそれに抵抗を感じていたが……。
勇次の足は、
徐々に香織に近づいていった。
香織「勇次。信じてくれるのね。ありがとう。」
香織は再び笑顔になった。
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