「決戦」

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香織は勇次に甘い声で話し掛けた。   香織「ねぇ勇次~。死ぬのがそんなに嫌なの?」   香織「私はもう死んでいるから、生きることの意味がもう解らないの」   香織の指から血が滴り落ちる。   香織「勇次は私のことが好きなんでしょ?   死ぬ前に言った私の言葉を、   受け入れてくれたんでしょ?」   忘れられない。   忘れられるはずがない。     でもだからこそ香織は……。   死んだのだ。
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