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「まぁ、あれはアナタが白衣なんかで来るからよ」
「はぁ?飯なぞそこら辺の安いファミレスで充分だろ
あんな上流階級の連中が集まるような場所に連れて行かれるとは思ってもみなかった」
俺はケッと毒づきながら、ある事を思い出す
「ところで、お前何しに来たんだ?」
アイリスも忘れてたらしく、しまったという風な顔をしながら
「実はね?
薬を作る為の材料を分けて貰いに来たのよ」
アイリスの言葉に俺は疑問が出てきた
「お前・・・薬の調合苦手じゃなかったっけ?」
その言葉に反応してアイリスの手が俺の喉を捉えた
「黙らっしゃい!
今度、口外したら・・・」
アイリスに首を支点に体をリフトされる
信じられない事に女の細腕なのに片手で浮かされる
残った腕が槍のようにされていて怖い
「・・・OKボス
・・・とりあえず離せ・・・酸・・欠になる」
アイリスの手が喉から離れる
俺は咽せながら、あんな細腕で男の体重を持ち上げたアイリスをゴリラの子孫にランクインさせる
「くそ、マジでゴリラみたいな馬鹿力しやがって
頸椎が折れるぞ・・・」
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