１５-ｷﾐとﾎﾞｸの証-

出会い

「でも……航平ｸﾝ、急にどーしたの？」

「あー……」

ボーっと空を見る。

「なんとなく思っただけだよ」

お腹に力を入れ、

一気に上半身を起こした。

恵がクスクス笑って近付いてくる。

「航平ｸﾝ、草男になってる」

僕の頭や背中についた草を1つ1つ取ってくれる。

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