第二章~やめられない~

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「んまやめられないらしいしやるか…。」 そう言った弘樹に… 「じゃ誰からサイコロ転がすの!?あたし最初は嫌よ??」 美紀がそんな事言うならあんたがやれば…みたいな目で弘樹を見た。 美紀には弱い弘樹は渋々… 「あ~わかったよ俺からやればいいんだろ!」 そう言ってサイコロを転がした。 ……出た目は『2』 「チッ…2かよ……」 そういいながら自分のこまを1、2と進めた弘樹…。 すると真っ白だったマスに文字が現れた。 …このゲームは不思議な事にマスが全部白くこまがそのマスに止まったら文字が現れる仕組みみたいだ。 「万引きをした人になる。」 ……意味が解らなかった。万引きをした人になるってどういう事だよ。 そう思った瞬間。 目の前が…近所のスーパーに変わった。 そして…俺達の目の前には。 商品に手をのばしている亮太の姿が… ……万引きをしようとしている……!? やめろっ……そうとめようとしたけど声は出ないし体も動かなかった。
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